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研究紹介

疾患モデル動物を用いたパーキンソニスムの研究

1.レボドパ誘発ジスキネジアの病態機序の解明と治療法の開発

レボドパとはパーキンソン病の治療薬で、最も効果が高いものです。しかしレボドパ治療に伴い様々な合併症が出現し、その代表的なものがレボドパ誘発ジスキネジアです。
その発症機序、増悪因子、治療法について、動物モデルを用いて研究を行いながら、臨床の現場でもその知見を還元できるよう努めています。

神経細胞

2.薬剤性パーキンソニズムや遅発性ジスキネジアの病態機序の解明

モデル動物を作成し、その病態機序についての研究を行っています。  

神経病理

  1. パーキンソン病、多系統萎縮症、筋萎縮性側索硬化症、筋疾患などの臨床病理学的研究
  2. 神経変性疾患、認知症のバイオマーカーの開発

電気生理診断

  1. 神経伝導検査や筋電図検査などの電気生理学的手法を用いた臨床的評価
  2. 糖尿病性神経障害の定量的評価、特に痛みの評価法の確立

岩木健康増進プロジェクト

弘前大学では、2005年から弘前市岩木地区の住民約1,000名を対象として、年一回の大規模健診を行なっています。検査項目は1,000項目以上にわたります。当科は、これらの膨大なデータを利用し主に認知症予防に関する研究を行っています。